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執筆者の写真QUALIA YOGA

自律神経の繁忙期


「梅雨は体調不良の季節」

梅雨の時期は気圧が下がって湿度が上昇し、昼と夜の気温差や雨による冷えや蒸し暑さなどで寒暖差も大きくなります。このため、自律神経が体内の恒常性を保つために忙しく働いてバランスを保とうとするのですが、許容量を超えてくるあたりで体調が崩れがちになります。

特に、この時期は「ギックリ腰」「頭痛」「だるさ」「むくみ」「食欲不振」などの症状が増えてきます。自律神経が乱れると、防御反射によって全身の筋肉が強張るためにギックリ腰が起きやすくなったり、全身の血流の流れが悪くなることで頭痛やむくみなどの症状が出やすくなったりするのです。


自律神経の乱れが原因で引き起こされる体調不良は多種多様です。なので、何かしらの症状に悩まされ始めたら、まずは意識的に自律神経を整えてみましょう。

まずは、ストレスを減らすことが重要です。ストレスが多いと自律神経のバランスが崩れやすくなります。また、適度な運動、もしくは正しい深呼吸をすることだけでも副交感神経を優位にすることができ、高いリラックス効果が期待できます。


◎適切な栄養摂取と運動を

食欲不振やだるさなどの症状が出る場合は、栄養不足が原因かもしれません。梅雨時期は蒸し暑さのせいで食欲が低下したり、食事の用意がいつもより億劫に感じたりして、気づくと簡単に済ませるタイミングが増える事もあるでしょうが、負のループにハマらないようにできるだけ栄養バランスの良い食事を心がけることが大切です。特にビタミンやミネラルや食物繊維などが不足しないようにするのが肝です。


特に、根菜類やネギ、生姜、にんにくなどを取り入れた身体を温めるメニューがおすすめです。生姜は、体を温めて血行を促進する効果があります。また、にんにくには、アリシンという成分が含まれており、免疫力を高める効果があるとされています。

また、甘いものや冷たい飲み物には要注意。過剰な摂取は身体に負担をかけてしまいますので、バランスを考えた上で楽しみましょう。


また、湿度が高いとついタイミングを失いがちになりますが、喉の渇きを感じる前に水分補給も忘れずに行い、体内の水分バランスを整えておくことも重要です。


「体調を整えるための基本的な対策」


◎お風呂の時間を有効に使おう 気温が高くなると湯船の用意をせず、シャワーで済ませるという方も多いでしょう。しかし、湯船に浸かる入浴は身体を温め血流を促進し、リラックスする効果もありますので自律神経の機能を高めるには最適なのです。ただし、長時間の入浴は逆に体を冷やしてしまうため、極端な長風呂はせず適度な時間ですませるようにしましょう。

42度で15分から20分を目安にして下さい(入浴前に水分を十分に摂りましょう💦)。


◎やっぱり運動はいいのです!

梅雨の時期は、雨や湿気のせいで外出が億劫になってしまいがちです。しかし、運動することで身体の代謝が促進され、全身の血流も改善され、むくみも改善されます。運動不足による静かなる体調不良を防ぐためにも、できるだけ外出して活動量を稼ぐようにしましょう。

もし、天気が悪くて外出ができない場合は、家の中でストレッチやヨガのようなエクササイズをするという手もあります。YOU TUBEやマンツーマンのオンラインセッションなどを利用して、まずは始めてみる。その次は1週間続けてみる。身体は確実に変化し、不調も整いやすくなります。


◎睡眠環境を整えよう

梅雨の夜は、蒸し暑さのせいで眠りが浅くなってしまうことがあります。しかし、適切な睡眠環境を整えることで、より質の高い睡眠をとることが期待できます。

就寝前1時間は、パソコンやスマートフォンなどの画面を見るのを控え、ゲームやSNSを使用するのも控えましょう。少しずつ部屋を暗くして身体をリラックスさせましょう。また、起床時にはカーテンを開けて自然光を浴びるようにすることで、自律神経のリズムを整えることができます。

「なかなか寝付けない」「途中で起きてしまう」「睡眠が浅い気がする」という方は、枕やマットレスなどの寝具が合っていない可能性や、体の歪みが原因になっている可能性もあります。寝具を見直してみたり、整体を受けてみたりして、体のバランスを整えると良いでしょう。


湿度が高くなりジメジメする梅雨の時期は、何もなくともなんとなく気分が落ち込みやすくなります。気分が落ち込むと、誰でも食事や運動といった生活習慣をついないがしろにしてしまいがち。しかしそうすると、本格的な体調不良へと負のループがつながってしまいます。


基本的な対策は「食事」「運動」「睡眠」の3つです。これらの対策を実践することで、負のループを予防、又は断つことができます。取り入れやすいところから少しづつでも実践して、この時期を豊かに乗り越えましょう



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