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執筆者の写真QUALIA YOGA

タイ古式マッサージとは

更新日:2023年4月30日

タイ古式マッサージとは


タイ古式マッサージ(以下略称:タイ式)とは、ヨガやストレッチ、指圧、整体などを組み合わせたタイの伝統的なマッサージ法です。世界一気持ちが良いマッサージとも称されます。

タイ式ではこう考えます。人体にはいくつものエネルギーの通り道があり、これが何らかの理由で塞がると身体の不調を引き起こす。

この通り道の流れの滞りを解消する事は、人間が本来持っている免疫力や自然治癒能力を高め、現代病を含めた多岐に亘る不調や障害を軽減していく効果を高めるとされています。

タイ式におけるエネルギーラインの役割は、人体と宇宙エネルギーを結ぶ架け橋だと言われていますが、高尚な話はさておいて少し身近なお話に置き換えると、この通り道は言わば循環するものを表します。心臓血管、リンパや呼吸器系。エネルギーは酸素や栄養と言い換えることも出来ますが、影響はホルモンや、排泄など生理的な活動全てに及びます。

これと相関してくるのが自律神経です。

自律神経は生理的活動のメインコントローラー

自律神経は覚醒、活動時に優位となる交感神経と、睡眠、休養時に優位となる副交感神経のバランスを取っていて、人体に生理活動を維持させているのですが、結構ちょっとしたことでそのバランスが乱れます。現代人の活動様式がそもそも乱れやすい環境であることは周知の通りで、これはまた詳しく別の機会で触れますが、この自律神経がバランスを崩すと、

  • 全身的症状としてだるい、眠れない、疲れがとれないなど

  • 器官的症状として頭痛、動機や息切れ、めまい、のぼせ、立ちくらみ、下痢や便秘、冷えなど

  • 精神的症状として、情緒不安定、イライラや不安感、うつなど

の症状を発現することがあります。

こんな時に受けるタイ式独特のゆったりしたリズムの刺激は深いリラクゼーションを導引し、この自律神経を整えるのに役立ちます。

タイ式を受けた時に経験するその極リラクゼーション状態を半覚半眠(寝てるような、起きてるような曖昧な感覚の状態)と呼ぶことがありますが、この様な状態になると、脳はα波、もしくはθ(シータ)波が優位になり、身体が最もリラックスし、回復力が最も上がる状態へ移行します。ここが最もタイ式の特異であるところ。世界一気持ちいいマッサージと称される所以でもあると思っています。

巡りを良くして免疫力アップ

施術者が何がしか力を加えて正しいとされる位置に戻すのではなく、正しく戻ろうとするのを妨げるものから一度リセット状態にして受け手自ら回復するのを助けるイメージです。

例えば、タイ式ではよく牽引という技を使います。関節の特性を上手く生かした良い例ですが、関節構造は引っ張られる間伸びて隙間を作り、離すと自ら正しい位置に戻ろうとする特徴があります。

この時、筋肉の凝りが強いと戻り方が不均衡になるので、そんな場合は直接凝りを解します。関節の動きが良くなると不均衡な筋肉の負荷がなくなるので痛みや痺れなどの症状も軽減していきます。

これはタイ式の特徴の一つでもあるストレッチの効果としても同じことが言えますが、その中でも一人で行うストレッチと二人で行うタイ式との大きな違いは、完全に脱力した状態で伸ばされる、ということ。

これがタイ式極リラクゼーションの大きな要素。

身体へのリセット効果以上に心理的作用が大きいのは言うまでもなく、施術後のスッキリ感に繋がって来ます。

初めてタイ式を受けた方はよく、

 「こんなところ伸ばされたことない!」

 「身体が軽くなって動かしやすくなった!」

と仰います。

施術前は割と表情や口数少ないものですが、

施術後は開放された表情だったり、多弁になったりします。

身体が緩むと心も緩んで来るというのがよくわかる瞬間です。

 タイ古式マッサージと指圧で行う一般的なマッサージの違い

一般的なマッサージなどでは指先を用いることが多いのですが、タイ古式マッサージを行う施術者は手の平やヒジやヒザ、足など体の色々な部分を駆使して相手の状況に合わせた刺激を入れていきます。

痛いんじゃないかと思われる方もおられるのではないかと思いますが心配は不要。タイ式は揉み返しはほとんどないと言われています。

手の技よりも膝を使った方がより痛みも少なく、より深くまでほぐす事ができます。ピンヒールで踏まれるのは穴あきそうに痛いですが、スニーカーで踏まれてもどうってことない事ありますよね。

歴史を見ると、かつては宮廷医療として王族の美容・健康維持に用いられてきました。そもそもマッサージを施す相手には敬意を持ってあたり、苦しみから開放され、相手の幸せを願いながら行うのがタイ式の基本です。

 木と森のタイ式がおすすめな人

  • 基本みんなにおすすめするタイ式ですが、特にテレワークやデスクワークで運動不足のビジネスマンの方は一度は受けて頂きたいです。

  • 猫背や反り腰やストレートネックなど、姿勢不良で首肩腰に辛さのある方にはもちろん。

  • ゴルフや野球、サッカー、テニスなどの球技が趣味の人は行った後の筋肉疲労解消はもちろん、行く前にも可動域アップ、シーズン初めに久しぶりに行く前にはガチガチな身体を解してから行くのも怪我の防止にも繋がりおすすめです。

  • 身体に不調はないが、なんだかだるい、食欲がない、眠れないと感じている方、それ自律神経症状かもしれません。

  • 気分転換したい方。数日のモヤモヤも短い時間でリフレッシュできます。

  • もう歳だなぁ〜と思うことが増えてきた方。身体の動きにくさを解消すると感じ方も変わってくる場合が多いです。

  • 肩こり、腰痛、四十肩、膝痛、股関節痛、繰り返すギックリ腰(発症して1、2週間は安静です)、狭窄症など諸症状にお悩みのある方。(※状況に応じて医者の診断を受ける事をおすすめする場合があります。診断は致しません。)

 こんな場合はご相談させて頂くこともあります

  • 癌など転移の恐れがある

  • 糖尿病で皮膚感覚が鈍っている

  • 骨が脆くなっている

  • 妊娠中(安定期でも体幹部、 足の内側へのケアは控えさせて頂いてます)

  • 生理中

  • 何かしらの身体的症状が重度な方はマッサージ自体行わない方が良い場合があります。

  • 食後にタイ古式マッサージを受ける場合は、最低でも30分は時間を空けるようにしましょう。なお、消化に時間がかかる肉類や揚げ物を食べたときは、1時間ほど空けた方が無難です。

  • 飲酒後のマッサージは、血行が良くなりお酒が回るので具合が悪くなる恐れがあり、施術をご相談させていただく場合があります。

タイ式セラピストもたくさんいるのでどういう理念でされているかはそれぞれかと思います。タイ式はみんなにおすすめですが当店のタイ式がみんなに合うかはわかりません。あなたに合うかどうか一度試してみてください。

ご予約、ご相談お待ちしております。

最後までお読み頂きありがとうございました。


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